フルコンタクト空手になぜ脱力は必要か?
あらゆるスポーツでも、武道においても上達するためには脱力を心がけなければならないと云われます。
しかし、一撃必殺を志す空手において力を使わず相手を倒すのは、無理ではないかと思われるのではないでしょうか。
フルコンタクト空手で試合を行う時は、ここ一番技を極めるとき全身全霊を注いで攻撃をかけ確実極めるため、脱力など入る余地が無いという人もいるかもしれません。
しかし、ガチガチに力の入っている状況の弊害というものがあります。
スポーツではよく云われるのは、野球のバットを振る時球を飛ばしたくて力を入れてバットを振るとボールは打ててもガツンとした衝撃が手に残り、ボールはボテボテのゴロにしかなりません。
脱力した状態で理想的なフォームで軽く触れた場合は、ボールがバットにあまり強く当たった感覚が無いのにホームランになる場合もあります。
バットとボールだけの関係で、何が違うのかといいますと脱力していた方がバットのスイングのスピードがかなり速いため物理学的にもボールに大きな力を加えられているという事ですね。
空手で近いイメージで考えると、力んで出した上段回し蹴りは前者で、スピードが乗らないため威力が無く、また相手は避けようとすれば簡単に避けられる事となります。
それに対して、脱力状態から出した上段回し蹴りは、高速に相手に向かって走っていき、当たった瞬間大きなダメージを与えて、場合によっては一本取れるかもしれません。
これは、バッティングの例の後者でホームランを打てるほどの威力のある回し蹴りは相手にとっても脅威になります。
とすると空手の上達のコツは脱力と言い切ってもいいですね。
ところがそう単純にはいきません。
初心者の空手をする人が力を入れるなと指導されたらどうでしょう。
突きや蹴りにスピードを載せられる筋力もないままに練習を続けていっても、いつまでたっても頼りない突き蹴りしかできない虚弱な空手家にしかなりません。
どこかに、力を身に付ける時期と、脱力によって技の威力を増す時期と存在しますので、その時期に合った練習をしなければいけません。
力を使わないように見える武道に合気道があります。
黒帯の武道家を10人ぐらい相手にしても、柔らかい動きで次々に倒していきます。
インタビューを受けると力はいらない、使っていないというような言い方をされます。
では、初めから力をつけるトーレニングをしなかったのかというとそうではなく、若いときは腕立てを数百回こなすようなハードなトレーニングしていたようです。
ある程度正しい型が維持できるようになってから、脱力法を気にかけて超人的な動きができる様になったようです。
フルコンタクト空手も同様で、基本的な体力と強力な技を出せる筋力を身に付けてから、もうワンステップ上達しようとするときに脱力を心がけて技の威力を増す様にすればいいのではないでしょうか。
初心者でも力みすぎはいけないので、程よい力の使い方を心がけて次にステップに進みましょう。
初心者の力みで言えるのか、柔軟に稼働させなければいけない間接等を力で抑え込んでしまう事と思われます。
突きならば肩や肘に力が入りすぎていると突きのスピードは伸びません。
蹴りの場合も腰や膝に力が入りすぎていると鞭のようにしなる蹴りは出来ません。
関節をよく動かして、柔軟な突き蹴りが出せるように心がけていれば無駄な力みも消えて、理想的な脱力が出来ている技が出来ていくでしょう。
フルコンタクト空手の上達者は力みのない自然な動きで、近づく相手を一瞬に倒していくというのが理想ではないでしょうか。
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