空手で身につけたい礼儀作法
空手は日本古来の武道といわれていますが、その発展過程からいうとそうなのかなと思われる点が多々あります。空手研究の大きな支障となっていることの一つに太平洋戦争があります。
空手発祥の地である沖縄は太平洋戦争末期、国内唯一地上戦が行われた地であり、戦後も長きにわたってアメリカの統治下おかれ、現在も米軍の基地に最良の土地が占拠されています。
そのため、多くの空手資料が損失していること、また高名が指導者、有望な使い手が失われてしまい、空手歴史研究に限界が生まれています。
1.明治期に本土に紹介された空手
これまでの研究で、今日の空手道は明治期に日本本土に紹介され広まり、現在のような世界に広がったことは明らかになっています。
その際、先に確立していた日本武道、柔道や剣道に習った礼儀作法が空手の中に取り込まれました。
それまでの空手は唐手術として、とにかく権力者、武器を持った者から身を守るすでとして、ただの徒手空拳だけではなく、路上の石を投げつける、ツバを吐きかける、目つぶし、金的蹴りといった術がちりばめられていました。
これを、封建制の暴力的支配を脱した明治期となったことから、身を守るだけの術から、空手道の鍛錬を通して、心身を鍛える武道として整えていく上で、礼儀作法が制定されています。
2.一般的な礼法
練習が始まる前に正面にむかって整列をします。会場の都合等もありますが、正面にむかって右側から高段者から並びます。人数が多ければ、2列目3列目を作っていきます。正座をします。
会場が広ければ特に問題ありませんが、狭ければてんでん勝手に動くとぶつかったりしまうので、次のように正座をしていきます。まず左足踵の位置に左膝を置き、次に右膝を折っていきます。
こうすれば踵の位置がその者の位置として固定されますので、立っても座っても列が乱れることがありません。正座をしたら、姿勢を正し手を足の付け根にハの字の形で置きます。
「黙想」の号令で目を閉じます。「開目」または「やめ」で目をあけ、道場に神棚が飾ってある場合は、「神前に礼」無ければ「正面に礼」となります。
指導する者がいる場合は、指導者に対して礼を行い「お互いに礼」で練習前後の礼儀作法となります。流派や道場によってやり方は違うと思いますので合わせるようにしましょう。
3.常識的な態度を身につけたい礼儀
空手はあとからできた武道ということもあるせいか、あまり堅苦しい礼儀作法はありません。あとは常識的なあいさつ、身振る舞いで支障ないと思います。
しかし、最近はものを習うということに対する心構えのできない者が多くなってきてるように思われます。十分注意したいものです。
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