貫手の正しい打ち方とコツ/空手が上達する練習メニュー
貫手は空手発祥の経過からいって重要な技です。型の中に多数出てきます。しかし、あまりに危険な技ですので組手試合には禁止されています。
もっとも、近年のスポーツ空手では拳サポーターを装着していますから、開手で行う貫手の攻撃はできなくなっています。
1.貫手の種類
通常、「貫手」といった場合、手刀の指をそろえた先の部分をさします。型の中で多数見られますが、これも近年のスポーツ空手の組手では使用が禁止されています。
突きに比べ、数センチから10センチ程度射程が伸びますが、拳に対し弱くなりますので、攻撃部位は目や咽など弱い部分をねらいとなります。
指を2本使った二本貫手、指を1本使う一本貫手というものや、顔面に対し5本の指を全部立てた五本貫手もあります。
力の弱いものが、危機回生をかけ相手の顔面に五本貫手を放ち、内一本が目などをとらえれば命を守ることができます。
その際、指の骨折等が考えられますが、生命を守るということでは最後の手段として体得しておくべき技といえます。
2.貫手の練習
貫手は突きと同じコース、タイミングで放たれるものですから特に練習することはないと思います。
練習メニューとしては、基本での突きがしっかりできればよいと思われます。型の中に使用法がありますので、型をしっかり練習しましょう。
また、近代では型も危険な技を表現していないものがありますので、文献などで調べて見るのも興味深いものです。独自の研究もおもしろいと思いますが、危険のないように行ってください。
3.貫手の出てくる形
多くの形に貫手は出てきますが、その中でも特徴のあるものを紹介しますので、練習メニューに加えてみるのも良いでしょう。
珍手では二本貫手が出てきます。二本貫手は目に対する攻撃です。では目に向かって、人差し指と中指を突き出していくのですが、それだけではヒットしません。
二本貫手をつくった際に生まれる底掌部分で顎をねらい、顎にヒットしてから二本の指を手首のスナップで顔に振り下ろすとちょうど目に当たります。
雲水では一本貫手での下段攻撃が、壮鎮では貫手を横にした上段への攻撃が出てきます。また、平安三段の最後のところでは肩越しに後方突き上げとなっていますが、本来は後方への五本貫手でした。
初心者に慣わす形としては危険だと言うことで突き上げに変えられています。ここもいざとなって力の弱い者が後ろか襲われた場合の起死回生の技としては習得しておきたいものです。
形に隠された技を解き明かしていくもの面白みのあることです。
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