空手で気をつけたい礼儀作法
空手道場に入門される時、特に小さなお子さんの親御さんに多いのですが、「礼儀作法を身につけさせたい」というのを理由に挙げる方がいます。
空手を稽古している人は、礼儀がしっかりしているからというのです。 これはあながち間違いではないのですが、正解ではありません。
1. 道場は縦社会
例え1分でも(極端ですが)先に入門したら、その人が先輩です。空手道場では、帯が上の方には帯下の者から進んで挨拶します。
これはお子さんでも大人でも同様です。少年部から稽古をしていて黒帯を取得している小学生にも、のちに入門した大人が頭を下げるのです。
子供に頭を下げるという行為は違和感を感じるかもしれません。
また、大人に頭を下げられる子供も、ともすると傲慢になってしまう可能性があります。
ただ、黒帯まで取得している子供は、それまでにこういった上下関係を教え込まれていますから傲慢になる人は少ないです。
空手道場では厳格な縦社会。このようにして他者を敬う精神を養います。
2. 道場での礼儀作法
師範、指導者は言うに及ばず、目上の者を尊びます。 そして同輩に敬意を払い、後輩の面倒を見ます。
空手道場に入る時に挨拶します。これから稽古する道場に対しての礼儀です。
稽古に入る前には神前に礼をします。続いて指導者への礼も行います。
稽古中では、正しい礼法をもって組手・型(形)の稽古をします。
稽古終了時は開始時と同じように神前に礼をし、稽古をつけてくださった指導者・先輩方にお礼をします。
3. 組手の礼儀作法
神前に礼、審判に礼、お互いに礼、の順で礼をします。試合ではコートに入る前にも礼をしますので、忘れないようにしましょう。
組手が終了した後は開始前同様、神前、審判、お互いに礼を行います。コートを退出する際にも礼がありますので注意して下さい。
4. 型(形)の礼儀作法
型(形)の礼儀作法は組手よりも厳密になります。まずコートに入る前に一礼をします。
コートに入ってから主審に礼をし、演武開始の指示を待ちます。演武終了後、主審の指示があってからコート際まで下がり一礼です。
試合になると相手にも礼をしますので、各試合のルールに従ってください。
5.おわりに
空手道場に入門してしばらくした人が、礼儀作法がしっかりした感じに見受けられるのは、普段からの積み重ねがあるからです。
しかし、礼儀作法は一朝一夕では身につきません。誰かが教えてくれるものでもありません。先輩を見てそれに倣って実行していきましょう。
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