バットを使った試し割りのやり方とコツ|空手が上達する練習メニュー
空手のバット折りは、大会などの幕間での演武で見ることができます。バットを折るという派手な演武は、空手の力強さをアピールできます。
1本だけでもかなりのインパクトがありますが、数本まとめて折る演武者もいますので、バット折り演武は試割り演武の中でも花形と言えるかもしれません。
1.バット折り上達のための基礎鍛錬
バットを折るためには、普段の稽古を十分に行っている必要があります。
折るためのバットは「試割り用バット」と呼ばれ、武道具屋さんなどで販売していますが、折りやすいとはいえ、簡単に折れるものではありません。
それなりに強度があるものです。瓦を割ったり、板を割ったりする以上のテクニックと技の精度が必要となります。
それではどうするか。バットを折ることを想定して、ひたすらにサンドバッグなどの打ち込みをすることです。
地味ですが、これ以外に方法はありません。
2.バット折りの練習
バット折りの練習をしたいからと言って、試し割り用バットをどんどん使う人はいないと思います。結構高価なんですよ、あれは。
バット折りは、バットの太いところではなく、グリップの細いところを目標にします。
中には太いところを目標にする人もいますが、まずは細いところから折れるようにしましょう。
いずれの方法でも「振り抜く」ことが必要です。このためには体の軸がブレていては力が伝わりません。
自分の体の軸が保てる立ち方、打ち方を研究し、定まったら打ち込む練習をひたすら続けます。
3.バット折りの方法
基本的なことは、バットに対して直角に力が伝わるようにするということです。
これは普段の練習で、ものを叩く稽古をどれだけしているかが重要です。
バット折りには、置いたバットを折るものと、手で持ったものを折る方法があります。
難易度は持ってもらった方が上です。なぜなら、目標物が動くからです。
手持ちの場合、インパクトの瞬間揺れますし、力の伝わりが鈍くなります。精度の高い打撃が必要となるため、難易度が高いのです。
1.置いたバットを折る
バットをブロックなどの上に置いて割る方法です。方法は、手刀・正拳・掌底・足刀などが挙げられます。立てて固定し、蹴りなどで折る場合もあります。
2.手持ちの場合
手持ちには2種類あります。2名の補助者にバットの両端を持ってもらって折る方法と、1名の補助者のみでバットを支えてもらう方法です。
2名の補助者の場合、持ち手が余程怖がりでない限り、バットは安定していますので比較的演武の成功率は高いです。
しかし1名の補助者の場合では、バットは不安定ですので、持ち手がいくら上級者であったとしても演武者の力量が問われます。
この場合は蹴りの演武が多いようですが、私は1名補助者での裏拳でバット折りを見たことがあります。
4.注意点
バット折りの上達のためには、空手の基礎的な鍛錬を十分にすべきだということは先ほど書きました。基礎ができていない人はバットを折ることはできません。
何故なら力任せで折ろうとするからです。バット折りは、技の角度、正確さ、タイミングが合致して成功する演武です。
そして演武の前には絶対にひるまないことです。誰しも恐怖心があります。
折れなかったらどうしようという気持ちがあります。これを克服することです。
5.おわりに
バット折りは難易度が高い演武です。演武の見せ方として、失敗するのも実はアリです。
試割り用バットだからと言って、折れやすいわけではなく、バット折りも簡単ではないと観客にわかってもらうことができます。
実際そうなのですから。バット折りは空手の稽古の中で練習できるものではありません。
稽古の成果として披露するもので、上達の度合いを知る機会でもあります。
もし、バット折り演武の機会に恵まれたら、普段の稽古を一層励み、モノを叩く・蹴ることを意識して下さい。そして「ひるまない気持ち」です。
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