板割りのやり方とコツ|空手が上達する練習メニュー
空手のポピュラーな演武では、板割りがあります。厚さはさまざまですが、大人ですと8分板(厚さ24mm)の杉板が一般的です。
上達度・年齢に合わせて厚みが選べますので、武道具屋さんに問い合わせてみてください。
1.板割り上達のための基礎鍛錬
板を割るためには、普段の稽古を十分に行っている必要があります。その上で、板割りのために使う「手」を鍛えます。
手を鍛える方法はいくつかありますが、例えば巻き藁や砂袋を叩き、手に角質層を作り、厚くしていくのを目的とします。
角質層を作ることで、手が硬く丈夫になり、威力・破壊力のある攻撃をすることができます。
板割りをするために一番にすることは、手を作り上げることです。
2.板割りの練習
板割りの練習と言っても、練習で杉板をどんどん割っていてはお金がものすごくかかってしまいます。お金持ちならやりかねませんが・・・。
そこで「しわりん」という試割り練習グッズをお勧めします。もしかしたら絶版になっているかもしれませんのでその際は「かわらん」で検索してみてください。
プラスチック製で、試割りと同じような力加減で試割りの体験をすることができます。無限に練習できるわけではありませんが、練習用にはよいアイテムです。
3.板割りの方法
基本的なことは、板に対して直角に力が伝わるように叩くということです。これは普段の練習で、ものを叩く稽古をどれだけしているかが重要です。
板割りには床置きで積み上げた板を割る方法と、誰かに持ってもらった板を割る方法があります。
難易度は持ってもらった方が上です。なぜなら、目標物が動くからです。手持ちの場合、インパクトの瞬間揺れますし、力の伝わりが鈍くなります。
精度の高い打撃が必要となるため、難易度が高いのです。
1.床置きの場合
板を床に置いて割る方法です。高さをつけるためブロックなどの上に橋渡しにして板を置きます。
方法は、手刀・正拳・猿臂・掌底・足刀などが挙げられます。
試合などの試割りの場合では、割る板を選べる場合がありますので、杉板の木目をよく見て、フシのないもの、板が曲がっていないものを選びます。
2.手持ちの場合
手持ちで板割りをする際に一番重要なことは、持ってもらう人を上手な人にすることです。
板割り経験者なら一番良いですが、普段のスパーリングでミットを持ち慣れている人でもOKだと思います。
手持ち板割りでは、蹴りができますので、見栄えのある演武ができます。
4.注意点
板割りの上達のためには、空手の基礎的な鍛錬を十分にすべきだということは先ほど書きました。
基礎ができていない人は板を割ることはできません。何故なら力任せで割ろうとするからです。
板に拳が接触するかしないかのところで怖くなり、失速してしまっては1枚も割ることができません。
なおかつ手にもダメージを負います。板割りの演武の前には絶対にひるまないことです。
誰しも恐怖心があります。割れなかったらどうしようという気持ちがあります。これを克服することです。
板の枚数は多ければ多いほど難易度が増しますので、見ている側も枚数が多いほうが割れた時の感激が大きいものです。
この感激の分だけ、演武者に恐怖心があると思って間違いはないと思います。
きちんと力が伝わり、綺麗に割れると、手へのダメージもありません。
5.おわりに
板割りは空手の稽古の中で練習できるものではありません。稽古の成果として披露するもので、上達の度合いを知る機会でもあります。
もし、板割り演武の機会に恵まれたら、普段の稽古を一層励み、モノを叩くことを意識して下さい。そして「ひるまない気持ち」です。
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